ごあいさつ

いつもレストラン ユっぴーをご愛顧いただき、本当にありがとうございます。

皆さまへご報告とご挨拶をさせていただきたく、心を込めてこの文章を書かせていただきました。

初代シェフが生み出した各種ソースの味を、私たち二代目(夫婦)は、長い年月をかけて受け継いでまいりました。

ユっぴーは、1992年、シェフである父、母、娘の家族三人で創業いたしました。親子で支え合いながら、親族、スタッフの皆様とともに歩んでまいりました。

2011年に母が他界し、翌2012年には主人がユっぴーに加わりました。そこから、主人と共に、シェフの味を受け継ぐための長く厳しい旅が始まりました。

昭和の職人気質である父は、「見て覚えろ」「感覚で覚えろ」「食べて覚えろ」といった教え方で、言葉で多くを語ることはありませんでした。

シェフが言う「ちょっと甘い」「これだと薄い」「びゃーっと入れて、わっと混ぜる」といった【感覚】から生み出される言葉をヒントに、私たちは味の再現性を高める研鑽を積みました。
何度も何度もデータをとり、ときに数値の近似値を出し、その度にシェフに味を確認してもらい、少しずつ理想とする味へと近づいていきました。
シェフが長い年月をかけて培ってきた、料理をつくるための味覚、嗅覚、触覚を、私たちでも扱えるよう丁寧に翻訳していくような作業を重ねました。

一つのソースを作り上げるまでには、何段階もの工程があります。その工程をひとつひとつ順にマスターしていき、今では「ユっぴーのあの味」を、私たち夫婦で再現できるまでになりました。

とはいえ、シェフである父は今も変わらず元気です。これからも厨房に立ち、店先では皆さまと楽しい時間を過ごしながら、変わらずユっぴーらしい毎日を一緒に過ごしていけたらと思っております。

初代であるシェフが生み出した味を、私たち二代目が受け継いでいます。
しかし、「ユっぴーのあの味」が本当の意味でこれからも受け継がれていくには、みなさまのご協力が必要だと考えております。
1992年からあったあの味を、みなさまに「食べ継いで」いただく。
作り手の私たちだけではなく、「ユっぴーのあの味」を味わい、食べ継いでくださるみなさまとともに、この先の未来も歩んでまいりたいと思います。

これからも新しい時代のユっぴーとして、お客様に「今日ここに来て良かった」と感じていただける時間をお届けできるよう、努めてまいります。

今後とも、どうぞ変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。